10歳の minne から、これから長く続くプロダクトを作るすべての人へ
10歳の minne から、これから長く続くプロダクトを作るすべての人へ
Transcript
- • minne の バックエンド開発を担当しています • 寝ること、もふもふしたもの、お寿司🍣が好き • ねこを飼うのが夢 • マイブームはオクラです • Twitter : @tsummichan
- minne 10周年!
- が10年で感じ、学んだことを3つご紹介します
- • 退会時にユーザーに紐づくお気に入りレコードを削除するが、お気に入りが多いとタイムアウトしてし まうのでユーザー体験に影響が出ている • お気に入りは user に対し has_many で紐付いていて、 dependent: delete_all が設定されている • お気に入り以外にもいろいろ削除しているが、必要最低限のもの以外は非同期処理化していく予定 1. シンプルにデータ量が増えて大変になった 10年経ってつらいところ
- やコミットメッセージに ”なぜそうしたのか”が書かれていない • GitHub から GitHub Enterprise へ移行した時に昔の issue, PR の画像などが一部消滅した • pull request やコミットメッセージに Why を書くようにチームで取り組み中 • 改修途中で力尽きたものがある • デザインの刷新時に、ユーザーの管理ページが /user にあったが新しく /account に作り、徐々に /account の方へ移行する予定だった • 一部機能はまだ /user に取り残されていて、 controller なども user と account の2つが存在して いる
- minne の作家のトップページは昔「ギャラリー」と呼ばれていたが今は「ショップ」になった • ユーザーに見えるオモテ部分はアップデートされていても、ソースコード(クラス名など)はまだそのままになって いる
- • 統一されていないアーキテクチャ・設計がある • これについては何もできていません … 😥アドバイスお待ちしています • deprecated なものが存在している • Ruby, Rails のバージョンアップに伴って deprecated になったメソッドや記法とか • Controller Spec, CoffeeScript とか • Rubocop を導入し、ボーイスカウトルールでできる範囲から徐々に書き換えているところ
- を使っていたりはするので、いつ動かなくなるかわからないと いう危険性はあり、それをどうするのかはこれからの課題 • アップデートを後回しにして溜めてはいけない(戒め) 10年経ってよいところ
- • 今は各サービスごとにチームがあるわけではなく、1つのチームが複数のサービスを見ているので把握が 大変という声もある • これは組織や体制の話でもある 10年経ってよいところ
- パフォーマンスチューニングもやるべきところがたくさんあってよい経験になる 10年経ってよいところ
- これから長く続くサービスを作るすべての人へ
- minne では、過去に仕組みを変えることでユーザー体験を改善ができる機会があったけど、他にやるこ とがあってそこにコストをかけられず、妥協してしまったことがある • 「しっかり対応していればもっとユーザーが使いやすくできたかも」 • 規模が大きくなるほど仕組み変えるのが大変になるので、サービスの規模がそこまで大きくなくて、 作り変えるのを迷ってるひとがいたらやったほうがいい!!! これから長く続くサービスを作るすべての人へ